夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

2016年3月のブログ記事

  • 「ピクニック」ユノ×チャンミンの短編

    「海に行こうか」 ユノが言った。 ふと笑ってしまう。 彼は夢を見ているのだ。 若い時の夢だ。 「そうですね」 と言うと、満足そうに頷いている。 「ねえ、ヒョン」 「なに?」 「何か食べたいものありますか?」 「うーん……ないかな」 「そうですか。じゃあ、僕の食べたいものにしましょう」 「うん」 何... 続きをみる

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  • 「This is love comedy.23」ユノ×キュヒョン

    それでもって次の日。 電話の向こうでキュヒョンが喚いている。ちなみにあいつはやっぱり覚えていなかったようで、店のことは言われなかった。これは別件。 「だから、遊覧船で十分だったんだって!何もしなくていいから、お前は舞台に専念しろ。もう切るぞ」 聞こえて来る声が一段と大きくなったけれど、切る。切った... 続きをみる

  • 「夢の続き74」ユノ×チャンミン

    「プリムローズはどんぐりコーヒーを飲んで……」 俺は天井を眺めている。 「そこにウィルフレッドがやってきました。……プリムローズとウィルフレッドはさっとマントをぬぎすてて、ぼうしをひらひらとふりながらかぶりました」 一時間後。 「プリムローズはどんぐりコーヒーを飲んで……。……そこにウィルフレッド... 続きをみる

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  • 「This is love comedy.22」ユノ×キュヒョン

    一瞬、息が止まった。 半分寝ているんだろう、気持ち良さそうに話される。 「ユノヒョン、いいですか?」 夢見てるみたいに、微笑まれる。不意に出された自分のタイムリミットに、言葉がつまった。 その、ミュージカルにかける情熱を危うく取り違えそうになる。本当に俺達は付き合っているのかと。 微笑みを凝視した... 続きをみる

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  • 「Kiss me,baby.16」ユノ×チャンミン

    画面の時刻から目をそらした。 今は最善なんかない。とりあえず最悪なのは俺だ。 「すいません」 顔をあげて言った。 「なんだ?」 マネージャーが運転席で、呑気に答える。 目の奥で、 キスしようとしてくる唇は消えて、 嬉しそうに眺めている横顔が、取って代わっていた。 「時間に余裕があれば、寄ってほしい... 続きをみる

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  • 「This is love comedy.21」ユノ×キュヒョン

    「なんで今日は来ないんですか?」 なんでって、もう俺とは祝ったんだから、今日は本当に会いたい奴と会わせてやりたいだろうって言ったらチャンミンは黙るだろうから、 「俺は昨日祝ったから」とだけ言ったら、チャンミンは責めるようにこちらを見て黙った。どうやら、これも間違えだったらしい。 最近俺は、まず言う... 続きをみる

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  • 「眠れない夜のエンジェル1」ユノ×チャンミン

    このお話の続きは次回から深夜にだけ公開致します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ~~このお話は、真夜中に起きているあなたに贈る、真夜中のお話。 星も見えない月明かりもない、 真黒な夜空の中を、白い羽をぱさぱさと動かして飛び回る、 一人の天使がいました... 続きをみる

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  • 深夜ではないつぶやきのようなものとおしらせのようなもの1

    みなさま、こんばんは。当ブログのお話を書きながら、最近深夜に、週に1~2日呟いている者です。 深夜のつぶやきは朝になりますと消滅致します使用でございます。 たまたま偶然居合わせてしまった方がお可哀想でなりませんが、温かい目でご覧になって頂けたらと思っております。 そして、みなさま、などと言いながら... 続きをみる

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  • 「Kiss me,baby.15」ユノ×チャンミン

    思わず、口全体を片手で覆った瞬間に、 玄関のブザーが鳴った。 うるさい心臓を抑えつけるように、無言でクローゼットを開けて目に入ったもので着替える。 デスクの上にある昨日取り出したリュックの中身を、そこら辺のバッグにそのまま詰めて、鍵を開けた。 マネージャーが立っていた。 「遅かったな。行けるか?」... 続きをみる

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  • 「This is love comedy.20」ユノ×キュヒョン

    そういえば、あいつさっき何がしたかったんだ。ぼうっとそう思いながら、自分を呼ぶ声に覚醒していく。 「ユノヒョン。ユノヒョン」 背中に手をあてられて体を揺さぶられる。んー。んー。ごろりとひっくり返ると、キュヒョンが覗き込んでいる。重い目蓋を開きながら、手を伸ばしてその頭を撫でた。 「終わったの?お疲... 続きをみる

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  • 「Kiss me,baby.14」ユノ×チャンミン

    「はいはい」 アルコールでいつもより沈んでいた意識をぶっ叩くように音が鳴って、起こされた。 ベッド脇に手を伸ばして、充電器から外す。 画面を見て、頭に響くアラームを止めた。 起き上がって、そのままベッドについた壁にもたれる。 酒が残ってる。 「はあ……」 どのくらい飲んだのかも思い出せないほど飲ん... 続きをみる

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  • 「This is love comedy.19」ユノ×キュヒョン

    一応何かあったときの為に二種類用意しておいたから、一つをみんながいるホールに運んだ。 と言っても一個で人数分十分に食べられる量だから、これ一つをほぼあいつだけで食いきるのはやはり無理だろう。まあ残して構わないんだけど。 キュヒョンの待つ部屋の前で、台車で運んだケーキに、蝋燭をさして火をつける。 あ... 続きをみる

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