夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「夢の続き41」ユノ×チャンミン

「それはなんかしたいんだろ」


お湯の入ったカップ麺を持って、キュヒョンが言った。


「でも俺達にクリスマスなんてないし」


いつの間にか学食にも小さなツリーがカウンターに置かれて、ささやかなクリスマスムードだ。


「チキンぐらい食えばいいだろ?」


席についたキュヒョンが、蓋を開ける。


「まあね」


俺も席につきながら、カウンターから受け取ったばかりの親子丼をテーブルに置いた。


割り箸を割って、ちょっと考えるように斜め上をキュヒョンが見る。


「クリスマスか……多分何もできないけど、雰囲気だけは味わいたいよ」


俺も割り箸を割る。


「雰囲気ねえ。可愛い女の子となら味わいたいかも」


言ってもこのバイトしてたら、今月頭からクリスマス的なものは目に入ってるけど。
ちなみに先月末まではカボチャ推しでした。


「俺は一人でも味わえるけど」


と言ってキュヒョンは食べはじめた。





あ。


あいつに土曜日現像室行くのかどうか聞き忘れた。


一か月も先のエア行事の話より明後日の話するんだった。


土曜日は俺も行かないと、そろそろ混み始めてきたからな。


アパートの廊下から俺の部屋に電気がついているのが見える。


あの人バイトだったし、今日も弁当かな……


と、思いながら鍵を差し込む。





パァンッ!!!!





破裂音とともに、


ドアを開けた俺になんか撃たれた。
体が凍り付く。


視界に何かが降って来て、


……俺の頭に落ちた。



「チャンミンっ!!!!」



俺は口を開けたまま鼻眼鏡のユノを眺めた。



「メリークリスマスっ!!」



「……」



「チャンミンっメリークリスマス!!!」



ユノが鼻眼鏡をとった。



「メ……」




「メリークリスマス」と、俺がとびきりの笑顔で答えると、




使用済みのクラッカーと鼻眼鏡を持ったユノが、感激したように顔を輝かせた。







只今20時16分(ユノの退役まで480日)

×

非ログインユーザーとして返信する