夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「白が降りしきる深夜 10」テミン セフン SHINeeの短編 EXOの短編


黒く映る窓にぱらぱらと散らばって行く。この水みたいな人間が、降らせている。
そんな妄想をしてから、その人間が、面倒なことを言って自分を追い払おうとしている。 セフンは思いながらも自然と過去の色恋沙汰を引っ張り出し、経験の中に真っ先に見出したものを、抗うように吐き出した。
「ゲイじゃない男に入れ込むのが恐いから」
見つめ合ったまま、小さく鼻で笑われた。
「大体は。でも、お前のそういうところが無理」
後ろ髪を揉むのを再開され、言い放たれ、足が勝手に動いた。
「さっきからそれ何ですか」
入れ込む可能性を秘めているのは、膠着状態から分かってはいたが、認めてくれるなら帰るなどしたくない。視界に入るその姿を、特別だと今自分は認識している。他にない生き物だととても魅力的に見ている。手に入る可能性があるなら、逃したくないとセフンは勢いに乗じて、狩猟本能を昂ぶらせた。
上がっていた端が戻って、ピンクの唇は正面を向いたまま、「女に行け」と隣に腰かけた自分に、今にも舌打ちされそうな様子で呟かれる。
「なんでか言ってくれたら、考えますよ」
自分を見ない相手に答えながら、足元のグラスを手に取った。
こちらに向かれて「倒しそうだから」と、ベッドの足側に置かれたテレビ台に置く。
振り向いて、目が合ったまま、ベッドで並んで腰かけている状況に、セフンはそっと喉を鳴らした。
この緊張にも、しかし、希望を見出している自分がいる。今までのくすんだ日常に息を吹き込むような何か、白く美しい男が自分の心を奪っていると思うと、相手を凝視しながら、喜びに震えかけた。
「そういうとこ、後輩としては可愛いよ。考えも丸わかりで」
うんざりと視線を外され、溜息をつかれる。
「でも、その経験値に俺をいれるな」







つづく

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