夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「PLAY18」ユノ×チャンミン


死ぬかと思った、心臓が潰れて。



自分の顔の両脇に、チャンミンの両手がある。



「お……っまえっ!」



ほぼ怒号のような俺の声を鎮火するように平然と言われる。


「そんなに遊びたかったんだ?ヒョン」


無表情のチャンミンが目と鼻の先で俺を見る。
チャンミンも酔っているのか、
冷静な声とは逆にその顔が上気している。


「これは俺で遊んでるんだろ!」


チャンミンが更に顔を近づける。


「遊ぼヒョン」


「ヒョンで遊ぶな!」


あまりにも距離が近くて、壁に後頭部を押し付けると、
それに合わせて顔を近づけてくる。
良い遊び相手を見つけて、まるで獲物を狙うような目になっている。


「おいっチャンミン!」


「何ですか?」


チャンミンの声は全く動じてない。大きな目が食い入るように俺を見つめる。


「近いんだよっ!」


「何が?」


こんな至近距離で見ることなんてできなくて視線を下げる。
でもチャンミンの視線は俺の顔に突き刺さる。茶色の髪が俺の額にかかる。


「顔がっ!」


鼻先があたる。
横を向こうとすると顔の脇に置かれた両手が、俺の顔を固定するように距離を狭める。


「おいっ!ついちゃうだろ!」


「何が?」


囁くように言われて、息がかかってくる。
からかわれてると分かってるのに、目を瞑ってしまいそうだった。


「口がっ!!」


もう心臓がどうにかなりそうだ。近すぎて目の焦点が合わない。



そして、


「ああ」


と何でもないことのように声を出して、


「口がね」


と同じように続けて言われた言葉の最後で、その口が、俺の唇についた。



目を見開く。


「あ、ついちゃった」


チャンミンが呟きながら、少し顔を引く。焦点が合う。


ついちゃったって……


目を丸くして唖然としている俺は下げていた視線を上げる。チャンミンの大きな目がそこにある。
何にも動じてないような口ぶりだったけれど、その瞳は熱があるように潤んでいた。


「……お前、何考えて」


俺は目を瞬かせながら、呆然と見ている。


するとチャンミンは「ごめんなさい」と、また全然そんな事なんて思っていない口調で続けて、


「怒らないでヒョン」


と、今度はついちゃったなんてもんじゃなくて、



極自然に顔を傾けて、



その唇で、俺にキスをした。













つづく











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次回は年が明けてからになると思います。

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