「PLAY2」ユノ×チャンミン
「悪趣味だぞ」
と睨むと、すっと身体を離して、
「ヒョンもしていいですよー」
と、悪びれもせず笑いながら行ってしまった。
言われてもやらないよ!
何であんなのが楽しいのか全く理解できない。
お互い今彼女がいないもんだから、あんな遊びをするんだろうか。
だからって俺を女の代わりにするとも思えないし。
それとも恋人と別れたばかりの俺をチャンミンなりに笑わせようとしてるんだろうか。
恋人って言っても、この仕事が原因だけじゃない、俺の気持ちの問題で、すぐ別れたのに。
やっぱりもう顔も思い出せないし。
と、いらない事まで考えて、首を振る。
とにかく今俺の一番の悩みはチャンミンのアレだ。
「チャンミン、ちょっと」
ホテルの部屋でシャワーを浴び終わったパートナーを呼ぶ。
さっきまでの酔いが嘘のようにサッパリしたチャンミンが、バスローブ姿で髪を拭きながら、「なんですか?」と俺の横に来た。
つづく