夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「PLAY20」ユノ×チャンミン

今朝起きて、俺は違和感を覚えた。



それは酒が大分残っていて、とんでもない頭痛と気持ち悪さで起きたことが殆ど。


その不快感を引きずったまま、俺は今移動車に乗っている。



隣には、携帯電話のゲームをしているチャンミンがいる。



……昨日の夜、俺に記憶があるところまではチャンミンは帰ってこなかった。



俺が寝てから戻ってきたみたいで、起きて部屋をノックしたらもういなかった。


それでも俺だって、起床予定時間より早く起きたんだけど。


チャンミンはマネージャーと先に食事をとっていた。


つまりこういうことなんだろう。



『昨日の夜、酔っ払ったチャンミンがまたあの変な遊びをしてきた』


『でも、昨日はやり過ぎだったと自覚して、俺に顔を合わせづらかった』



でも、俺はどういうつもりなんだ、と一言言いたかった。


けど、チャンミンは分かっている。


時間がたてばたつほど、俺があんなこと大したことじゃなかったと認識し出して、忘れること。


だから昨日も俺が寝る時間を予測して帰って来なかったし、それで俺の機嫌が悪くなってるのも分かってて、今も声をかけてこない。


あんなこと大したことじゃないよ、俺も分かってる。


でも俺はこの酷い二日酔いの頭で、やっぱり一言言う、よりも、確かめる必要性を感じた。




次の都市のホテルに着いて、部屋に荷物を置くと、チャンミンの部屋に向かった。今回のツアーのホテルではじめて別々の部屋だった。



チャンミンの予想通り、俺はあんなこと更に大したことじゃなかったと思い始めてる。



だから、不機嫌な態度をとっていた俺の気持ちが軟化していること、普段の二人に早く戻りたいことを示すためもあって、その部屋のドアをノックした。



連絡なしでも、チャンミンは俺が来るのを予測していた。



平然とドアを開けて、少し首を傾げて「どうぞ」と入るのを促した。



俺はその顔をちらりと見てから部屋に入る。


長袖シャツを着たチャンミンが腕時計を見たのを横目で見て言う。


「まだ一時間あるよ」


「ですね。座っていいですよ」


俺はチャンミンが手のひらを向けた一人掛け用のソファーに座らずに、それにもたれるようにして立った。チャンミンも、小テーブルを挟んで向かいに置かれた一人掛け用のソファーに座らずに、同じようにもたれて立つ。
俺達はお互いを見ずに、大きな窓を背にして同じ方向を見て立っていた。



そんな奇妙な体勢のまま、話し始めた。









つづく



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