夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「Kiss me,baby.7」ユノ×チャンミン


「ねえ、チャンミン」



「はい」



次の日、休憩時間中、また控室に人がいなくなってしまった。


俺は、ソファーで目を瞑って、これから来るだろうユノの熱い視線をかわすつもりだった。


仕方なく目を開けて、隣のユノを見た。



「俺ね……ちょっと考えたんだ」



相変わらずまばたきしながら、真夏な目をしている。



「はあ」



「あのね、俺達のルールなんだけど」



俺は目を輝かせた。



「やっぱりあんなの可笑しいですよね!ヒョン!」



ヒョン(ユノ)は下を見て、手首をその視線の先に持ってきた。



「俺達腕時計あるじゃん?」



「はあ」



俺もその手首についた腕時計に目をやった。



「これ、一分でも二人の時間が違ったらさ、だめだよね?」


「……俺のも電波時計だったでしょ?忘れましたか?」


「それでね」


俺に背中を向けて、横にある自分のリュックを開いている。


「……」


黙った俺の前に、ラッピングされた四角い箱を片手で差し出された。


ユノを見ると、少し顔を赤くしてまた上目遣いに俺を見ている。


「何を……するつもりですか?」


聞いた俺をじっと見つめてくる。

視線をそのユノに向けたま、受け取った俺は無造作にそれを破いて開けた。


「これ、俺つけるからさ」


箱の中の一つをユノが取った。


「そっちはね、チャンミンが」


俺は無表情でそれを眺める。


二つの同じ腕時計が、今一つずつお互いの手にある。


「こうしたら……良いんじゃないかと思ったんだ」


再度上目使いで、口角を上げて伺い見られた。

俺は表情を変えず手に持っている箱を見下ろした。


「……どこら……へんが良いのか……」


「あ!違うんだよ!人前じゃああれだからさ、チャンミンはしなくていい!持ってるだけで!」



ユノが俺の顔を覗き込んだ。


「電波だって……あてにならないからさ?」


頬を染めている。




「……ヒョン……これも電波時計ですけど……」











つづく







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「夢の続き」を読んでおられる方には、「どうでもいいから夢の続き書けよ」と思わせた一話でございました。

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