夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「Kiss me,baby.12」ユノ×チャンミン


どうにもならないかも。




「ちゃ、チャンミンさん」



「なんでしょうか?」



「目が座ってるって言うか、座り込んで寝てますよ!」



「それ寝てるってことでしょーが!」



俺は寝ていた。



芸能人御用達の個室の焼肉屋で。



「こんなとこで寝ないでくださいっ、チャンミンさん!」



「寝てません寝てません、ほらほら元気だよー」



「ちょっとナメてるんですかっ、チャンミンさん!」



ちょっとナメてたのかも。


ユノを。ってゆーか恋の力を。


どうにかすれば、どうにかできるかもって、思ってたふしはある。



「起きて下さい!チャンミンさん」


「俺は起きてんだよ!問題はユノだ!」


「そうです!ユノさんの話が終わってません!本当に彼女いないんですか!」


「いねーよ!」


「あ、すいません、お水おかわりと、あとこの超高級サムギョプサルを」


「俺の話聞けよ!」



ラッキーだって?


あんな嬉しそうに、腕時計なんか見つめて。


そっちはラッキーかもしれませんよ!


俺は。


俺なんか。


……男にキス。


俺は酒を持ったまま、今にも閉じそうだった目蓋を開いた。


そうだ。


あんなキスだったからすっかり忘れてた。


俺はユノにキスまでされたんだ。


あんな滅茶苦茶なルール作られて!!


あの、本当にしたのか分からないような。



……あの変な。



「チャンミンさん、何で口さわってるんですか?気持ち悪いんですか?」


「そうだよ!気持ち悪いよっ!」


「ええっそんな堂々と言ってる暇あったらトイレ行って下さいよ!」


「うるさいなあ、寝かせろよっ、ここどこだと思ってんだ!」


「はいはい。もうみんな来ますから起きて下さい!」



座敷のテーブルで、女子力の高い後輩にからんで、ここ最近ないほど飲んでいた。


それもこれも突然、同性の、兄弟の様だった仕事相手が俺に告白して、キスして、ペアの腕時計なんか押し付けてきたせいだ。



「ユノが、ユノがいけないんだ……そう思うだろ?」


「そうです!ユノさんの話ですよ!ユノさんが一年も彼女いないなんて変ですよ!」


「もうユノの話はするなっ!」



「あ、すいません、このストロベリーアイス一つと、あとこの超高級ホルモン二人前」








つづく

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