「PLAY7」ユノ×チャンミン
言葉の意味が分からず、笑顔は無理やり作ったように見えて、俺は何も言えずに見上げている。
困惑よりは、また心配に変わった俺の顔を見て、チャンミンは口元の笑みも消した。
少しだけ俺を眺めたあと、チャンミンが上体をゆっくり下げてきた。
顔が近づいてくる。俺はそれをぼうっと眺めた。
まるでキスをするみたいに、その口が俺の口元に近づいてきて、不思議に思って声を出した。
「チャンミン?」
呼ばれたチャンミンは動きを止める。
それから今度はその大きな目までちゃんと笑って、
「お休みなさい、俺のヒョン」
と言って身体を離した。
朝になって目を開けると、昨日と同じ場所に座っていたチャンミンと目があった。
その格好はバスローブ姿じゃなくて私服で、身支度をもう済ませていたみたいだった。
「ヒョン、お腹空いたんで早く起きて下さいよー」
と言って、口を尖らせた。
酒も抜けているみたいな元気な口調で、俺はほっとした。
つづく