夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「仲良し2」ユノ×チャンミンの短編



「チャンミン、ちょっといい?」



iPodで音楽を聴いてたら、隣のユノが話しかけてきた。



俺はイヤホンを外した。



「なんですか?」



ユノは深刻そうに自分の上半身を見て、「あのさあ」と、俺に向いて言った。




「この服、やっぱ変じゃない?」




俺は少しその光景を眺めてから、視線を泳がせた。



「考えすぎですよ」



そう言って、姿勢を正面に戻して、イヤホンを手に取った。



「待って。絶対今そう思ったよね」



「気にしたら負けです」



「え、どのくらい?どのくらいダメな感じ?」



俺は、正面を向いたまま、視線を泳がせてから何も言えずに、ユノをまた見た。


ユノは少し青ざめている。



「そん……なに?」



俺は短く数回頷いた。



「え、でも、この服微妙かな?って朝チャンミンに聞いたよね?」



「本当に悪いと思ってます」



「え、でも俺これで今……空港通ったよ?」



何も答えられなかった。



ユノが呆然としている。



普段ならあんまり気にしないユノにこんな顔させるなんて。


でもまあその気持ちは分かる。



「だからチャンミンに聞いたのにっ!!」



ユノが怒った。



「朝急いでたから」



「チャンミン服変えてっ!!」



「いや、意味分かんないでしょ」



「なんでっ!いーじゃんチャンミン!服変えてっ!」



「いやいや、バンコクの人驚くでしょ」



ユノが口をへの字に曲げて、黙った。



俺は手の中のイヤホンを装着しようと持ち上げた。



「……じゃあ、今日も一緒に寝て」



正面を向いたまま、溜息をついて、俺はぶすっとしているユノに言う。



「一日だけですよ」



まあ、今日は俺も悪かった。



不機嫌な顔が、段々と明るくなっていくのが分かる。



イヤホンを装着した横で、ユノは何かの音楽に合わせてにこにことリズムを取り出した。




聞こえてる音楽は多分違うけど、





俺達は結構仲が良い。









『仲良し2』おわり







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特に対象の服はございませんので、そこはお気になさらないで下さい。

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