夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「仲良し3」ユノ×チャンミンの短編


「チャンミン、ちょっと聞いて」



スウェット姿の俺がビール片手に、iPhoneで友人にメッセージを送っていると、



下着一枚のユノがダイニングに入って来た。



「なんですか?」



顔を上げた俺の正面に来て、深刻そうに腰掛けた。



ダイニングテーブルに向かい合うのは、久しぶりだなと、思った。



お互い離れて暮らすようになったから、日本の宿舎ぐらいだった、こういうのは。



「あのさ」



「はい」



「俺そろそろ行くじゃん?」



「はあ」



「だから、こっちにいる時は」



深刻そうにテーブルの上で組んでいる両手を見つめるユノを眺める。



「ずっと一緒に寝た方がいいと思うんだよ」



俺はこちらを向いたユノを見ながら、表情を変えずに缶のビールを飲んだ。



「なるほど……ヒョンには良いのかもしれないなと思いました」



「チャンミンにも良いよっ!」



ユノがちょっと怒った。



「一人でゆっくり寝て下さい。あと服着ないと風邪引きますよ」



俺はメッセージの返事が来ていたのを見た。



「風呂上がりなのっ!」



ほかほかのユノが怒っている。



「チャンミンっ一緒に寝よう!」



「寝ませんって」



また返事を打ちながら、立ってソファーに移動した。



「チャンミンのばかっ!わからずやっ!」



ユノもついて来た。



「偽ドSっ!」



「何で偽なんですか」



俺の隣に並んでソファーに腰かける。



「神経質っ!ウドの大木っ!」



打ち終えた俺は、携帯電話を脇に置く。



「そこらへんにしないと俺も怒りますよ」



「ノンケっ!」



俺もちょっと怒った。



「どこでそんな日本語覚えたんですかっ!大体ヒョンだってノンケだったでしょう!」



「俺だって覚えるんだよっ!」



「いつの間にこんなガチになったのか……」



俺は缶ビールを飲み干した。



「チャンミンだって俺と寝るの嬉しいだろっ!」



「どこらへんにそんなことを感じたのか教えてみて下さい」



「だって寂しくないじゃんっ!」



「寝たら一人も二人も同じですよ」



ユノは口を尖らせて怒っている。



「俺は寂しいのっ!」



俺は溜息を吐いた。



「分かりました。じゃあ今日だけ一緒に寝ましょう。もう遅いし」



ビールも飲んでしまったし。



今日だけに納得しないユノがまだぶすっとしている。



「俺、歯磨くんで」



気にせず立ち上がった。



「……俺も行く」



「勝手にして下さい」



廊下を歩く俺の後ろをユノがついて来る。



「チャンミン」



「はい」



「キスとかもしてもいいよ」



「早くノンケに戻って下さい」




そんなわけで、今日も一緒に寝た。





俺達は結構仲が良い、








『仲良し3』おしまい






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