夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「麒麟6」キリン×リョウク


でも食べた。だって喉が渇いてるし。


苦い苦い言いながら僕は食べた。


「あんまり無理しない方がいいよ」


かじりながら、スイカを抱えて歩く僕に首を下ろして言う。


「誰が無理させたのっ!」


ふぉふぉふぉ。


キリンが声を出した。
出して、ぴたりと歩みを止めた。


「なに今の?」


僕も立ち止まって、見上げた。低い声だった。


「なんか声が出た。楽しいと思ったら」


こちらを向いた。


「おじいちゃんみたいな笑い声だね」


キリンが僕をじっと見つめる。


「どうしたの?」


「僕たちは人間みたいに笑ったりしない」


「別に笑ってもいいじゃん」


見上げた僕の顔を覗き込んで、また歩き出した。


「そうだね」


隣で呟かれた。




僕たちは、ジャングルに入った。



「足元に気を付けてね」



「もう限界かも」



足の裏が、草が沢山生えたサバンナや砂漠は、まだ耐えられた。
見たこともない虫や蛇やサソリは怖かったけど。
キリンが先に教えてくれたり、払ったりしてくれた。
でもこんなジャングル、裸足で歩けない。


「じゃあ、あれを巻いたら?」


キリンが丸いハート形の大きな葉の植物を見た。


「大きいね。いけるかも」


ぶちっと何枚か取って足を包む。ほんのり冷たくて気持ちいい。
違う植物のツルで巻いてみた。


「良さそう」


僕が言うとキリンが



ふぉふぉふぉと言った。








つづく












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