夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「チャンミンくんの恋人13」ユノ×チャンミン

マネージャーからの連絡が入った。


今日は休みで、というか恐らく俺単体の仕事以外は無期限の休暇に入りそうだった。

そして、ユノの状態はやっぱり隠す方向で決定したらしい。

メッセージを見ながら、珈琲に口つける。


これを知ったら落ち込みそうだな。


ちらりと横目で見た。


「あ!全部食べたの!」


俺に言われて、びくっとしたユノが足を投げ出して座った姿勢のまま、

にこにこしていた顔を、悪戯がばれたようにはっとさせた。


指をハンカチで包まれた腹にあてた。


ユノがぎょっとそれを見ている。


撫でると弛んだ腹がぱんぱんになっている。


「良くもあんだけ……」


頬を赤らめて、俺の指を凝視している。


マネージャーに怒られないといいけど。


ニュースはこの奇病の話題で持ちきりだったけれど、特に続報はなかった。

オレンジジュースを飲ませながら、

こんな理由からとは言え、突然出来た休日なのに、俺もユノも遊びにも行けない

と、それにも溜息をついた。

ユノはともかく、俺も置いていけないし。



「ヒョン。俺、ベッド脇の小さいテーブル、デスクに変えて来るんで、テレビ見てて下さい」


「え、俺も行く」



ひとしきり飲み食いして、眠たげな顔でテレビを見ていたユノがこちらを見た。


「じゃあ、掴みますよ」


不安そうなユノをそっと掴む。


俺の手に両手でしがみついている。


デスクチェアーに乗せた。


ユノを俺のベッドに置いて、その作業を行った。大きいから快適になるだろう。

なにより、デスクは高さがあるから、俺が寝ている間に腕を振り上げても、手は側面にぶつかるだけだ。



「ありがとう、チャンミン」



特に問題なくすませて、ベッドでまた三角座りをしながら俺に言うユノを見て、ふと考えた。

ユノは鳥が見るように、顎を横に上げて俺を見ている。


うん。いいかもしれない。



「ヒョン。部屋も作りましょうか」








つづく







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