夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「Mi envulti vin en tiu profanda forsto.7」ユノ×チャンミン



無地の表紙をめくると、一番上に日付の記入欄がある大学でも使いそうな罫線のあるノートだ。


そして、携帯電話のライトで青白く現れる、






――エスペラント語。






後ろでユノは何も言わず、自分を見ている。



うるさい鼓動を感じながら、



そのボールペンの字を穴があくほど見つめて、



震えてくる手で、






ページをめくった。






一ページ目の裏には何も書かれていない。



パラパラとめくると数ページ書かれているだけでほぼ白紙だった。



全て同じ言語だ。





戻る。





一ページ目。






これを読んで自分はここにいる。











Bonan tagon.

"こんにちは"










唾を飲み込んで、




ページをめくった。




二ページ目。




三行の文が書かれている。





文字を読みながら、頭の中で訳した。











”私は目玉を つけました”









”私は口を つけました”









”私は性器を つけませんでした”











凝視する。






なんだこれ。





意味が分からない。





携帯電話のライトが時間で切れた。





闇になる。




でも動けなかった。



脳裏で浮かぶ意味不明な言葉の羅列を反芻していた。




なんだあれ。




明かりをつけるのが怖い。




息を潜めて、自分の立てる音を消す。




背筋が凍ってくる。




でも、思い出した。



そうだ、自分は一人じゃない。




「ユノ」




何も見えない空間で呼んだ。




「うん」




すぐに返事がされて安堵する。




「これ読みましたか?」




体勢は変えずに、そのままで言う。



もう一人いるとは分かっていても、なぜかできるだけ、




音を出したくなかった。




「ああ」




「どういう意味ですか?」




「訳せなかった?」




「いえ。でもわけが分からなかったです」




「全部読んだの?」





いや。





まだ読んでない。









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