ミノ子の憂鬱9 ユノ×ミノ
やっぱり考えたんだけど、
ユノ課長が私に一目ぼれってピンと来なかったわ。
だって、一目惚れされてるなら今だって好きになられてるはずよ。
でも、ユノ課長の私に対する眼中の無さは半端じゃないわ。
多分、存在自体、人間の数にカウントされてないレベル。
……。
そうね、何となく意識し始めてっていうのが、いいんじゃない?
ん。そうしましょ。
ドラマティックさとナチュラルさを織り交ぜるの。
でもきっかけは大切。
そういうのが、あとあと効いて来るもんなのよ。
じゃあ、入社式の日になんかあったことにしましょ、私達。
何があったのかしら。
……。
ダメ、思いつかない。
あ、入力ミスしちゃった。
頭使った時って甘い物食べたくなるのよね。
はあ。
フラペチーノを私に下さい。
つづく