ミノ子の憂鬱14 ユノ×ミノ
「ちょっと!ウニョ代!あれ秘書課の最強チャ美と総務のス保じゃない!」
思わずウニョ代の腕掴んじゃったわ。
「そう。私も総務になったから、結構話すの。呼んでもらったのよ」
狙った男は絶対に逃がさないって、有名よ。
最強チャ美なんか、身長186もあるのに、どんな背の男も必ず落とすって言うじゃない。
今まで彼氏に捨てられたことしかないウニョ代と今まで彼氏いたことない私が、あんな人達と話しが合うの?
あのコンビ、狩猟能力高過ぎて、うちの社でハンター×ハンターって言われてんのよ?
「なに心配してんのよ」
「だって……」
私は別に、ユノ課長いるしどうでもいいんだけど、っていないけど。
ウニョ代こんなに気合入れてんのに、引き立て役にされるんじゃないの。
って。
そんなこと言ったらウニョ代が可哀想ね。
こんなにおめかししてんのに。
まあいいでしょ。
私がその役かいましょう。
ウニョ代の良いところもちゃんとアピールしてあげるわよ。
でも、この子の良いところってどこ?
……。
そう言えばこの前言ってた、履いたら足がすごい臭くなる靴、ちゃんと捨てたのかしら?
もう夏だし、履いてないわよね?
夏なんかに履いたら、ダメよ、ウニョ代。
すごい聞きたいけど、今日は我慢しないと。
つづく