夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「俺はヘンリー2」ヘンリーの短編


俺はヘンリー。



中国班のスーパージュニアMのメンバーだ。



この頃は、中・韓の関係悪化が続いているけれど、みんなを想う気持ちは変わらない。



俺も早く――カップリングされたいのも変わらない。



俺が中国で主に活動する中、今日は久しぶりにメンバーが全員中国に来てくれた。



よし、開始だ。



前回はリーダーにアタックしてみたけれど、驚くべき結果に終わってしまった。



今回はその真相を確かめるべく、同じホテルのキュヒョニヒョンの部屋にお邪魔してみました。



コンコン。



「ん?ヘンリーか?どした。頑張れよ」



おわっ。



いきなりリーダーが出て来た!



いつの間に部屋割りが変わっているんだ!



完全にアカンやつやないか!



おっと……カナダ訛りのイングリッシュが出てしまった。



そして、リーダーは用事があるのかそのまま出て行ってしまった……



「あ?ヘンリー?どしたの?」



キュヒョニヒョン……



なぜ、ベッドが片一方だけしか使われていない様子なのか。



「どしたの?入れよ」



「はい……」



キュヒョニヒョンは、デスクでノートパソコンを弄っている。



ゲームだろうか?



と、ちょっと首を延ばして見て見たら違った。



ソロ活動の参考資料を見てるみたいだ。



ヒョンは今メンバーの中で一番忙しい身だしな。



眼鏡をかけていると真剣度が1、5倍増しに見えるな。



「あの、ヒョン」



「ああ、座れよ。ヒョンのベッドに座れば?」



そうか。やはりちゃんとこっちがリーダーのベッドなんだな。



「あの、トゥギヒョンと一緒に寝てないんですね?」



あれ?



ちょっとカナダ的な単刀直入出ちゃったかな?



まあ、いいか。こんなもんだろ。



しかし、キュヒョニヒョンが背中を向けたままフリーズしてしまった。



「あの、ヒョン?」



おお。回転椅子だったのかあれ。



こっち向いてくれたのはいいけど、半端ない無表情だな



ヒョンはこうなると本当に分からないんだ。



どこ見てるのかも分からないレベルだ……



「そんなわけないだろ。ヘンリー」



こっち見て下さい。



「はあ。でもトゥギヒョンが付き合ってるって言ってたから」



おわっ。



こっち見た!



「ヒョンが言ったの?」



「はい。もし冗談なら俺とカップルになってもらおうと思って」



「だめでしょ」



「即答……ってか無表情恐いからやめて!」



「トゥギヒョンのそういうのはカンイニヒョンだし、俺と付き合ってるから」



さらっと言っちゃったし、カンイニヒョン関係なくなっちゃった!



「え、どこまでしてるんですか!?」



「聞きたいところが優先されすぎだろ」



「俺もリーダーとならできます!」



「何で今そんな告白するんだよ」



椅子に座ったキュヒョニヒョンと見つめ合う。



「あ……いや、キュヒョニヒョンともできなくはないです」



ベッドに座ったまま、俺は照れながら首を振った。



「お前もう少し正確に相手の考え読み取った方が良いよ」



「だってヒョン何考えてんのか分からないんです!」



「まあ兎に角、他あたりなよ。ドンへとかでいいんじゃない?」



「だってあの人、ヒョクチェヒョンと有名なカップリングされてるじゃないですか!」



「ヘンリーがドンへといちゃいちゃしても誰も悪く言わないよ」



「でもなあ……」



そりゃあ実際のカップルじゃないんだから、俺が頑張ったって誰も文句は言わないだろうけど……



「でも、ドンへヒョン抱けるかなあ……」



「お前、ちょっと良く分かんないんだけど、ゲイじゃないよね?」



「分かりました。リーダーは諦めます」



「おいおい、無理なことはするなよ!いや、それ以前に俺言う事あるな」



「大丈夫です!自分、紳士なんで無理強いはしません!」



俺は立ち上がった。ドンへヒョンにするかはまだ決めていないけれど。



「頑張ります!」



他をあたればいいだけだ!まさかもうリアルなのはいないだろ。



「おい、ヘンリー!お前本当に無理な事は」




俺の挑戦は続く。












『俺はヘンリー2』おしまい
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あとがきが書き上がらないため、代わりに以前書いていたこれを。

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