ミノ子の憂鬱41 ユノ×ミノ
はあ。服どうしよう。
今日、『ミノ子とユノ課長のラブストーリー』、最後の告白シーンまで考えるつもりだったのに、何も手に付かなかった。
早く寝なきゃいけないのに。せめてお肌は整えたいわよ。
ユノ課長直帰だったから、帰って来なかったし。
ん?
そうよ!受付の子の服真似してみるのはどう?
うん、いいんじゃない?
……。
制服ね。
私彼女の私服見たことないわ。
いえ、あった。
でもあれ冬よ。
確か、白いセーターにピンクのコート。
この真夏にそんな恰好していったら流石にユノ課長私見るわよ……
……。
そうとも言えないわ。
それでもユノ課長私を見ない可能性はある。
もう!
あの人はどこまで行ってもクール!
一流の殺し屋も真っ青!早く私のハートを撃ち抜いて!
なんて。すでに撃ち抜かれてる私はあなたに即死状態!
……明日、この布団カバー洗いましょ、晴れるし。
つづく