夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

告知のようなもの

みなさまみなさま、こんばんは。「夢の続き」を続かせようとしていながら出来ていない者です。



過疎化が著しい当ブログですが、この前の宣言通り、四話のお話をご用意いたしました。



一話を平常心で読むことのできるものに置き換えるかもしれないと申しておりましたが、



それを追加にし、五話用意してみました。



その中の二話はユノの相手がチャンミンではないかもしれないのでご注意ください。



ですが、それをのぞきますとその二話の内容は気楽に読むことのできるものでございます。



中でも「This is love comedy」と言うお話は「夢の続き」という当ブログにありますお話の「前身」のようなものです(内容は全く違いますが)。



今日2月8日の23時59分に五話全てアップ致しますので、もし「今日の最後にしょうもない時間の使い方を考えていたところです」と思われていらっしゃった方、どうぞご覧ください。
*一話、友人の名前を借りているものがございます。




どのお話も第二話~三話は今後更新致します。(苦情が出ました場合は打ち切ります)




更新時も同時更新かもしれません。




それではまたお話の中で。







睡魔夢子

あとがきのようなもの(PLAY)とおしらせのようなもの

こんばんはみなさま。「夢の続き」を続けていない者です。


読者の方がほぼおられなくなったこのブログのタイトルにもなっております「夢の続き」ですが、


カレー作成時に、私が旅行に行った期間をなかなか埋められずに、それプラス二日ただ今滞っております。


ですが一応まだ続ける所存でおりますのでよろしくお願いいたします。



相変わらず、この、人がほぼいないブログで「みなさま」などと呼びかけてしまい、申し訳ありませんが、ほぼ誰もおられないのでよしといたしましょう。



「PLAY」というお話が終わりましたので、このお話について少しと、今後について「おしらせ」を致します。



突然ではありますが、自分は当ブログの管理人なため、物語ごとの観覧数が上位5位までこっそり見てしまえます。



この「PLAY」は去年の年末から今年の再開までかなり期間が空いたせいもありまして、今の「夢の続き」と同じ状態、殆ど観覧数0にまで落ち込みました。



このお話は「夢の続き」「不思議な夜に」とほぼ同時にブログ開始時に始まりまして、はじめはスマートフォンで、スマートフォンが蜘蛛の巣になり、パソコンのワードで、それをブログの管理画面で打ち直して、上げておりますお話の一つです。



(普通にお話のタイトルを出しておりますが、そんな話どれも知らないし、「PLAY」もなんのことやら、と思われた方、このブログ内にはそんなお話があるのです)



ということで、パソコン内では一月中に最後まで書いておりましたので、これはもうブログではここで打ち切りにして、新しいお話に移ろうかと悩みました。


元から読者がほぼおりません当ブログなので、好き勝手にしてしまう傾向がありますが、「PLAY」は自分で読んで楽しむものにすればよし、と考え始めていた中、観覧数に、かすかに(というよりお二人)読者様の影が見えたような気がいたしまして、


もしかすれば、このお二人はこのお話の続きが気になっておられるかもしれない。


と最後まで記事を載せてみました。


最後まで載せる頃になりますと、読者数はそれよりもう少しアップ致しました。


そんなお話がこの「PLAY」です。


いかがでしたでしょうか。


自分が内容にふれますと、お話の世界観(などと言うと大層なように聞こえてしまいますが)、そんなものをぶち壊してしまう傾向にあるため、内容には触れないように致しましょう。


このお話を最後まで上げるのに、二つこのブログ上で公開停止させておりました短編を再度上げますので、「今どうしたことか、10分だけどうしても時間を無駄に使ってみたい」と思われた方、もしよろしければご覧ください。


なぜ公開停止にしたかと申しますと、12月25日のクリスマスに書きました「聖夜」は表現が少し「PLAY」に似たため、2月1日に書きました「placenta」はパソコンでご覧になっておられる読者様に「PLAY」を読むのに読みにくい位置に上げてしまったためです。



そして、なぜここで、観覧数、読者数などと連発しておりますかと申しますと、


それが次の「おしらせ」に関わってくるからでございます。



「夢の続き」も続いていない中、また新しいお話を載せたい、などと思っておりますが、


四話候補がございまして、そのどれもが、「問題作」になる可能性を秘めているからであります。


「問題作なんて、恰好つけちゃってこの人とうとう終わりね」とみなさま思われるだろうことは存じ上げております。


ただ、自分自身にはそれの判断がつきにくく、四話同時に来週中にでもアップ致します。


お話の導入部分まで(恐らく2~3話まで)はどのお話も更新すると思いますが、その観覧数が多いものだけを続けます。


観覧数は管理人だけが分かるものなので、ブログ内で総選挙みたいなことには致しません。


なぜこんなことをするかと申しますと、ただでさえ過疎化が進んでおります当ブログに、これらのお話のせいで、自分ひとりしかいなくなる可能性があるからです。



ちなみに少しだけ内容に触れますと、その中の二話はユノの相手がチャンミンではないかもしれません。



今ここで、当ブログ内で最も恐ろしい爆弾発言が出たような気がいたしますが、これには理由がございまして、ですがこの記事で書くのはやめに致します。



そして残り二話は、かなり読者を選ぶ内容だと思われるからであります。


もしかすれば、来週中に、やっぱり四話全部これじゃあダメだ!と判断致しました管理人が、一話くらい平常心で読むことのできるものに置き換えるかもしれません。


みなさまは、ただ普通にご覧になって「ああ、なんてつまらない時間を使ってしまったのかしら。でもこれ次も読むわ」とお思いになった時、次の第二話をご覧になって下さるだけで良いのです。



そんなわけで、今回も長々とお話ではない記事を書いてしまいました。



もう、出てくるなよ!



という声を聞きつつ、またお話の中で。




睡魔夢子

「PLAY 最終回」ユノ×チャンミン

音楽が終わって、
突然立ち上がった俺を、チャンミンだけが眉を寄せて見た。
「休憩入ります」とスタッフが声をかけあっている中、俺は観客席からその姿を見つめる。
周りの人間に声をかけられているのも、聞こえていないように、チャンミンは微動だにせずステージから俺を見ていた。
まるで、自分達二人しかここにいないようだった。





足を踏み出した俺に、チャンミンが体を引いた。




それを気にせず、俺はステージに駆け上がる。




それに合わせて、チャンミンが逃げるから、目を丸くしていくスタッフ達の前で、
自分達は追いかけっこになった。
いつもライブ中は走り回っているから、その感覚には近いけれど、
観客もいないのに追いかけまわるのはいつぶりだろう。



俺の方が足が遅くなっているのが分かる。


これは確実に年齢だろうな。


視界に流れる景色はまるでこれまでの自分達の走馬灯のようだ。


ステージを一周して、


もうステージ裏の廊下や、楽屋まで来て、


非常口から出た階段の薄暗い踊り場で、


多分わけが分からず、なぜ自分がこんなことをされているのか気になって来て


速度を下げたチャンミンの腕を掴んで、
壁に押さえつけた。



壁に片手をついて苦しい体を折り曲げながら見上げる。



壁に背を付けて見下ろされる。



前髪をじんわり濡らす汗を、二人とも額から流している。


お互い喋れない。
息が整わず、荒げた呼吸のまま見つめ合う。
しばらくそうして、肺が痛むのを感じながら、やっと声を出した。



「な……んで逃げるんだよ」


「追いかける……からでしょ」



まだ整わない息は続く。
出会った頃ならもう回復していたかも。



「なんで……追いかけてきたんですか」


「逃げる……からだろ!」



苛立った声で、その体に抱きついた。
凍り付いたように体を強張らせたのが分かる。
見慣れた肩に顎をのせて、呼吸を整える。全く女とは別物だな。


「……なんの……つもりですか」


やっと、落ち着いてきて、その顔の両脇に手をつきながら体を離した。
覗き込んだ顔が信じられない目で俺を見ている。
目蓋の腫れは完全に引いたようだ。


「やっぱりこれ、背が低い方がやっても格好つかないな」


目の前で笑った俺を凝視してチャンミンは何も言わない。
自分の心臓は早鐘を打っている。
でも走ったせいなのかまた分からない。
俺は仕方なく、一息ついてから、周りに人がいないか素早く見まわした。


そして、その目が丸くなるのを視認しながら、


これも見慣れた唇に、


自分の唇を押し当てた。


すぐに離す。
やっぱり思った通り、悪くない。



「な……んで?」



こぼれそうな大きな目が更に開かれて俺を見る。
昔と変わらない目。
もう静まってもいい心臓は、狂いっぱなしだった。
この可能性にはかけてもいい。
というよりも、既に可能性とも言えないかもしれない。
不可解を通り越しておびえたような顔になっている自分より背の高い弟を
上目づかいに見ながら、俺はなぜか嬉しくなって来て、
にやりと笑った。
いい大人にだって、遊び心はあってもいいだろう。


笑った俺にみるみる顔を赤く染めていく。
その耳元に顔を寄せると、
重なった体から、自分と同じくらい狂った鼓動が伝わってくる。




これ以上ないほど高価で、不足のない相手だった。




そして息を吸い込むと、



そっと俺は囁く。





「今度はおれの番」







自分の耳に、
もう仕事上だけではないパートナーの喉が、






ゴクリと鳴った音が聞こえた。











『PLAY』 END