夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

昼のつぶやきのようなもの36

こんにちは、皆さま。辺境の地でございます当ブログに沢山の観光客の方々が来て下さっておるなと眺めておる者です。



こんな辺鄙な場所にようこそいらっしゃいました。当ブログにしては沢山のポチも頂き、大変恐縮でございます。明日あたりにはきっと元通りになっているのでございますが、まあ、楽しんで下さればなと思っておるのでございます。ユノ氏とキュヒョン氏のお話をもう一話だけこちらで更新致しますゆえ。本当は昨日上げるつもりでおりましたが、ばたばたしておったのでございまして、今日か明日には更新させて頂くのでございます。


実はいつも当ブログが記事を上げますとポチッとして下さる方の人数はほぼ決まっておったり致しまして、たまに坂本龍一氏の話題の時に少し押してくださる方が増えることもございますが、村民の数は把握しております当管理人でございます、限界集落でございますが、いつもありがとうございます。押して下さっている方はなんとなく「この方なのではないかな」と思っておったり致します、完全に想像でございますが。その方々はほぼお話ではなく、「つぶやきのようなもの」をきっとご覧になっていらっしゃるのでございまして、当管理人と交流が少なからずあるのかなと思っておったり致します。これからも当ブログで「つぶやきのようなもの」は定期的に上げますゆえ、ふむふむと思っておってくださいませ。


しかし、サボテンブログランキングの方々には平謝りでございます。普段気に掛けることもございませんでしたが、注目度を当管理人はじめて見ましたゆえ。
そうなってしまうであろうなと思っておったのでございますが、「もうお許しを」と思わず叫んでしまう当管理人でございますね。タイトルが良くないことは重々承知しておるのでございます。


謝罪の画像。


実生サボテンでございますが、コピアポア氏の芽は二つ出ましたが、一つ溶けてしまったのでございますね。サボテンミックスの種子は30個中、25個が発芽いたしまして、大きくなっているのかは謎でございますが、とりあえずみんな無事でございます。


唯一の生き残りのコピアポア。


サボテンミックスから発芽したものは何となく3タイプあるように思うのでございますね。


双葉のようなこちら。


長細いこちら。


丸いこちら。


当管理人には何が何やら全く分からないのでございますが、早く大きくなって欲しいのでございます。


ちょっと二次BLに話を戻してしまうのでございますが、今日か明日に上げます「情状酌量の余地アリ」というお話は、本国でもユノ氏とチャンミン氏の宿舎が同じ時のお話でございますね、その期間は短いのでございますが。そして、お相手はキュヒョン氏でございますが。
「R18」も再スタート直後のお話でございまして、こちらの方が時期的には早いのでございますね、全く別のお話でございますが。
もう一つのお話は、お相手が「どちらだろう」と皆さま思われていらっしゃるかもしれないのでございますが、その答えはアメンバー様のみお分かりになることができるのでございますね。
とりあえずどのお話も昔の読者様が発見して下さるのを願うばかりでございます。勿論現在の読者様にも楽しんで頂けましたら、嬉しいのでございますゆえ。



今日はここらで終えるのでございますね。これから映画を見るのでございます。そう言えばでございますが、崔洋一監督が亡くなられましたね。自分は大昔にほんの少しでございますが、一度だけ幸運にもお話させて頂いたことがあるのでございます。友人があるパーティーに自分を呼んでくれたのでございまして、本当に感謝してもしきれないのでございますが。「血と骨」の前でございますね。偉大な監督がまた亡くなってしまったのでございます。色々と昔に想いを馳せてしまうのでございますが、ただ、ご冥福をお祈りしたいなと思うのでございます。ああいう映画が一本でも撮れましたら、凡人からしましたら本望なのではないかなと思ってしまうのでございますね。


今日はこちらの動画で。

『血と骨』劇場予告編






それでは、皆さま。素敵な昼を過ごし下さい。






睡魔夢子

「元カレと不倫したらどうなるの? 1」チャンミン×?

※二次BLです。何でも大丈夫という方のみご覧下さい。2話目以降はAmebaブログで上げるのでございます。ちなみに当管理人にはこういう願望は一切ございません。










風の凪いでない海。


水面は小さなとがりだけを無数に見せて、生物の気配さえない。


温和な海。


空に上る太陽は陽光を博愛的に浴びせる。偽善的とも言える。だが、それに甘んじている。


全てに調和がとれている。何の不安があろうかと。何を恐れることがあろうかと。それが日常だと思っている。


それが日常だと言い聞かせている。





自覚はないが、大きな手である。シム・チャンミンと言う男は大体が大きい。それは自覚があった。身長は頭一つ分飛び出ている。目は女のようだと時に言われる。睫毛が多く、良く開き、顔面に対して割合が高いそれば、光を良く反射する。唇は良く横に伸び、鼻は高すぎることはないが、主張はある。規格が同じことが功を奏しているのか、良い顔立ちだった。芸能界に身を置いて長い。韓国のアイドルをやっている。はじめは五人だったのが、今はわけあって二人になった。だが、それはどうでも良かった。今までの貯えを一部崩して購入した、これまでの彼の住居で一番洗練され、広大な部屋。集大成ともいえる高層マンションの窓からは、ソウルの街が遥か下に一望できる。そして、曇り一つないシステムキッチンには美しく若い妻が料理をしている。チャンミンは、三十四才だが、妻はまだ二十代だった。韓国では芸能人でも関係なく課される兵役も済ませ、年齢からアイドル業も落ち着きを見せ、知人の紹介で出会った美しい彼女と結婚し、そろそろ床暖房が効き始めた室内には、今年増えた家族がベビーベッドの上で、手足をばたつかせている。チャンミンの座るソファーからはそれらが全部見渡せた。
温和な海だ。
恵まれた自然には、不自然がない。
ただ、その全ての景色以外に、先程見たスマートフォンの画面が彼の目からなかなか消えない限りは。
普段は考えていない。きっかけがあったとしても考えないようにしている。だからすぐに自然に溶け込み、この海の一部となっているはずだ。紺碧の水面に明るい太陽が浮かぶ。のどかな風景は確かにそこにあるはずで、この残像もいつかそこに消えて行く。
チャンミンはそう穏やかな海を眺めたのち、とりあえず返事をしようと、手にしていたスマートフォンを再び見下ろした。はるか昔、練習生だったころの仲間が、チャンミンの住むソウルに遊びに来る。久しぶりの飲み会のようなものだ。
視線を走らせる。
艶やかな長い黒髪が、肌の色と対照的でその空間だけ不思議なコントラストを描いている。
女性の持つすべての可愛らしさを体現している。かげりが見えはじめた男の肌を潤してくれるかのように若く、陶器のようにきめ細かい肌。美しい顔。折れそうに細く、現実感のない体型。はじめて目にした時から、雄の本能が駆り立てられた。話してみると性格も面白くて、年の差を感じなかった。恋に落ちた。本当に愛はある。
だから目の奥には何も浮かんでいないはずだ。
この穏やかな日常だけが永遠に焼きつかれ、消えないはずだ。
スマートフォンのメッセージに羅列された名前みたいな些細な風景は記憶にも残らない。
そう言い聞かせながら、チャンミンはまた手の中のスマートフォンを見下ろした。飲み会に来るメンバー一覧がメッセージのグループになって表示されている。
その中に、自分からはできるだけ連絡を取らないと決めた人間が一人だけいる。
兵役期間がかぶり、所属する部隊も一緒だった。
そして、事務所も同じだった。
あれから何度も会っている。仕事も同じアイドルならば、自然と会う機会は多い方だ。
互いに避けてはいない。それは不自然だから。
穏やかな海に溶け込むことを願っている。
いつか自然に。
いつか自然に。
そう言い聞かせて、その名前を大きな瞳で凝視しているのだ。







つづく

「情状酌量の余地アリ 1」ユノ×キュヒョン

※二次BLです。何でも大丈夫という方のみご覧下さい。







 
ここに来ても帰ろうかと思った。良い予感なんて一つもしない、全く。本当に外は人間が生きる温度とは思えないし、そんな中、俺はここにいる。
仕方がないとも言える。先輩は先輩だから。更に言えば、俺は尊敬すらしていたかもしれないし。例えばそうだ、はじめて出会ったとき。あの人はまだ練習生でもない、ただの訪問者の俺に綺麗なお辞儀をした。彼は完璧なトップアイドルだったにも関わらず。感動さえ覚えたよ。それにダンス。俺はこの世界に入るまでダンスなんてしたことなかったから、そのダンスの格好よさには一目置いた。外見も良いと思う。俺も高い方だけど、もっと高身長で、涼しげな顔の奥二重の目。昔の俺とも違う。今の整形した俺のはっきりした二重とはもっと違う目。鼻も綺麗で。馬鹿がつきそうなほど真面目で、厳しくて、後輩達からは怖がられている反面慕われている。
それでも俺は最初の尊敬の念ももう微かだ。それはなぜか。今、踵を返して帰りたい理由に深く関係している。彼は俺の親友の恋人だ。
俺の一番親しい男友達のはじめての男の恋人だ。
最初聞いた時、正直ぞっとした。彼等は同じアイドルグループで、後輩の俺達の先輩グループだけど、俺が遅れて今の自分が所属しているアイドルグループに加入してからずっと知っている。親友のチャンミンは、ほぼ一般人だった俺に最初から優しかった。あの時は、あいつの恋人はまだ女だった。それから月日が流れて、彼等のグループが分裂した。チャンミンとあの人は二人だけ、デュオのアイドルグループになって、その時も俺は応援した。あの人とはそんなに交流はなかったけど、尊敬できる先輩と、自分の親友だ。それが、くだんの話を聞いて雲行きが変わった。親友の打ち明け話を聞いて、耳を疑った。だって、ずっと女と付き合ってきていたのに。
ぞっとしたけど、でも俺はそれでも応援してたと思う。それは偏見が良くないと言う学習以上に、チャンミンが幸せならと思って。自分の常識が崩れたのも事実だ。今までは可愛い女の子と結婚して家族を持って、そんなことが夢の一つであることが常識だった。それが崩れて、ものの見方も変わった気がする、そういう幸せもあるのかなって。そう思わないといけないという理想論は、勿論知っていてそれもあったけれど。
なのに、彼等の付き合いが長くなるにつれて、喧嘩が多くなって、親友の涙を見ることが増えて、そんな事が引き金だった。俺は思い出したのかもしれない。自分の昔の常識を。そう、俺はやっぱり変わってなかったのだろう。だから女友達を、一番綺麗だと思っていた、魅力的な女友達を、チャンミンに紹介した。
丁度、彼等が大喧嘩をしている最中に。
チャンミンは、彼女と浮気をした。でもそれは体の繋がりだけだ。心はやっぱりあの先輩から離れていないのは分かった。それでも、俺は親友の、最初の浮気の加担者になった。それが、一週間前。これまでにない壮絶な喧嘩を続けているのは知っている。その最中、俺は、チャンミンではなく、その相手の、昔は尊敬までしていたかもしれない、先輩に家に呼ばれた。





つづく