「本日はお集まり頂きまことにありがとうございます」フェリシティ檸檬 D.O. バグジー シウォン カンイン オニュ T.O.P…(誕生日記念)
視界に白いテーブルが入っている。 艶々と光っていたので、これはきっと綺麗に拭いてあると思ったまま、フェリシティ檸檬は、周りを見渡した。 隣の窓硝子から景色は見えなかったので、どうやら夜のようだ。 暗かったが、気分はまるでたった今起きたかのように清々しい。 しかも、下を向くと本当に自分は部屋着姿では... 続きをみる
東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。
EXOのブログ記事
EXO(ムラゴンブログ全体)「本日はお集まり頂きまことにありがとうございます」フェリシティ檸檬 D.O. バグジー シウォン カンイン オニュ T.O.P…(誕生日記念)
視界に白いテーブルが入っている。 艶々と光っていたので、これはきっと綺麗に拭いてあると思ったまま、フェリシティ檸檬は、周りを見渡した。 隣の窓硝子から景色は見えなかったので、どうやら夜のようだ。 暗かったが、気分はまるでたった今起きたかのように清々しい。 しかも、下を向くと本当に自分は部屋着姿では... 続きをみる
滑らかな鏡面に映っている。 自分の後ろ姿だと言うことに、俺は本人であるから気付かないのだ。気付いているのは、この俺が振り向いて見ている、白い顔。 小鼻が膨らんだ鼻筋は意外としっかりとしている。丸みを帯びない額は骨が厚く男の形をしている。優し気だが、小さな目は男の簡素さがある。下側が長い唇も薄い色を... 続きをみる
擦られたような銀の中から届いてきたものが、取り換えられていた。知覚はしなかったけれど、身を任せている。音から音へ、なので容易い。けれど、それがどれだけ重大か。 メンバーで背の低いと言われる体で、ギョンスは心臓が、壊れそうなほど自覚している。 彼の白く柔らかい耳を覆うヘッドフォンから曲は、リピートさ... 続きをみる
こいつをどうしてやろうかと思う。 年の初めに恋人が、女と浮気をして、でも、いつものことだった。 ごめんごめん、なんか向こうからキスされたんだよお、といらないことまで喋る口に、こいつの頭はどうなってんだと、ベッキョンは、タオを見て思っていた。 お前が俺に、「好きでどうしようもないんです」と泣いたから... 続きをみる
「Happy Yellow Birthday!~エピローグ2」D.O レイ ユノ ウニョク スホ チャンミン ソンミン
「その檸檬がこれなんです」 楽屋で後輩に見せられたユノは、ソファーに腰かけたまま瞳の大きな目を瞬かせた。 「え、イーシン?なに?」 イーシンが本名であるレイは、今朝シウミンに「なんかギョンスが怒るからこれ誰かにあげて」と言ってそれを持たされた。彼はまたドラマの撮影に行ってしまい、シウミン抜きの音楽... 続きをみる
「Happy Yellow Birthday!~エピローグ1」D.O スホ セフン チャニョル
*こちらを読まれる方は何のことやらだと思われますが、宜しければどうぞ。 肌の白い顔の青年がダイニングテーブルを覗き込んでいた。 首を捻りながら、一つ持ち上げて見る。 「あ!」 と、言われて、びくりと体を動かした。 スホは何事かと、紙袋から取り出した檸檬を握りしめたまま、怪訝な顔をした。 「だめです... 続きをみる
――それを口に入れると顔をしかめると言う。 ギョンスはチャイムの音に振り返った。 可笑しい。 そう思わなかった自分に、艶々と色づいた質感のある唇の端を片側だけ上げた。 それはこのチャイムが、自分だけがここにいることを知っているからで、洗面を済ませ、自室に戻るところに不意打ちをくらっても、その表情だ... 続きをみる
遮るものがない、午後四時の光だった。 こんな状態で眠らないようにしている。メラニンが生成されて、肌が黒くなるのをメンバーは嫌がった、アイドルだったから。皆気を付けてはいたけれど、その中でも、色が薄い方だと思う、殆ど付いていないほど。その彼が、眠っていた。 終わりを迎えようとしているけれど、夏の日差... 続きをみる
訝しく寄せられた眉間を一瞥したあと、さっさと刺身の乗ったサラダを取り分けて、皿をその前に投げ出した。外観だけは高級感のある黒いテーブルはその摩擦だけで剥げてぼろが出そうだった。無駄に暗くした照明はそのためか、と思いながら返事をする余裕がなかった。 何も答えず、次に自分に取り分けて、隣のテーブルに戻... 続きをみる
映ったものをまた映している。けれどこれが真実の姿のはずだ。いつでも忠実に物事を捉えようと努めていたから。手のひらで頬の表面を覆った。両手で両頬は隠された。だけど、その手から覗かせた部分は丸裸だった。それを消すように、顔の様々な場所をさする。でも、さすった傍から、肌は見えた。 病んでいる。俺の目には... 続きをみる
*続き物なので一話からどうぞ。 「薬草だよ。薬草だよ」 頭上に大きなハサミを突き上げて、器用に箱を持って来る蟹をキュヒョンは無視した。言わなくても分かっているのに、おどけて言っているのだ。でも無視をするのもキュヒョンなりの冗談だった。それを蟹も分かっている。 「ひと箱下さい」 優しい相棒が乗ってや... 続きをみる
*続き物なので一話からどうぞ。 「空違いますね」 振り向かず、シウミンは「そうだな」と応えた。それがどちらの国の空と違うのかは分からなかった。でもどちらの国とも違うのだから、言及はしなかった。 月がとても大きく見えていた。 金色に見えた。 「月餅食べないとな」 冗談は苦手なのだけれど、後ろから小さ... 続きをみる
「疲れたなあ」 クレーターの淵に、白い毛で覆われた柔らかい尻をぺったりとつけて、ユノが溜息をついた。 「今日はもういいんじゃないですか?」 その隣に立って、チャンミンはこちらも白い毛で覆われた自分の肩をとんとんと自分で叩いた。 「いや、それはだめだよ」 「冗談ですよ」 本気に見せかけた冗談を言うと... 続きをみる
11月6日 P.M.18:24 ユメコは、スーツケースを手に持ち、 肩で息を切らせている。 「はあ。ふざけんな」 あまり女性らしくはない言葉遣いがその口から出る。 怒りが頂点に達していた。 久しぶりに使った日本のタクシーでは、 運転手が気分が悪いと、ドームの少し手前でおろされた。 でも、服はこんな... 続きをみる
11月6日 P.M.16:35 『地震、大丈夫?』 短いメッセージだけでも、今朝からこれを何度も見ていた。 返事はもう最初に開いた時にされている。 「全く問題ありません」と、返した内容には、返事はない。 それは相手の性格からも、規則でしばられた日常生活からも通常だった。 チャンミンは、ドアのノック... 続きをみる
11月6日 A.M.0:25 『震源地 東京湾 震度5弱 北緯35.2度 東経139.7度 マグニチュード5.2』 同じテロップが繰り返し流されている。 日本語は習っているし、漢字は学校でも習っていた。 でも逸る気持ちのせいで、そのテロップでは数字しか目に入っていない。 スホは穴があくほど画面を見... 続きをみる
これはフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 20XX年11月6日 P.M.18:32 曲が流れているのに、ステージ上のアイドルが、それが耳に入らなくなることはない。 そんなこと常識だろ?... 続きをみる
こちらは別館へ移動致しました。 →別館夢の続き:「性夜」チャニョル×レイ?(本館から移動)