夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「白が降りしきる深夜 12」テミン セフン SHINeeの短編 EXOの短編


続けて言い、ほぼ睨んでいる人間と見つめ合う。
防がれていた手の力が抜け、離されて、一気に唇の距離をなくそうとしたセフンの口の前に掌が出される。
自分を観察する美しい白い顔を眺めた。
「こんなに同性愛に生きにくい世の中で、お前本当に相当だよ」
返事をせずに見ているそれと合う眼差しも笑みがどこにもない。
「分かった。じゃあ、俺のメリットも貰えたら良いよ」
自答したように、言って、額で二つに分けられた柔らかそうな黒い前髪がはらりと下がった。口の前に出された手が、セフンの白い首にあてられ、そのまま押されて後ろに倒れたからだった。
自分に馬乗りになった薄紫色のパーカーの相手をぼんやりと見上げていた。
「セフン」
セフンは、無表情のテミンに、無表情に、はいとゆっくり答えた。ベッドの横の窓にぱらぱらと見えるのはつまりこの部屋にはベランダがないなと、そんなことを考えた。
「お前これから、尻の穴に色んなものいれられるけど良い?」
丸い目が自分を見下ろしている。水のようにやはり見え、特別だと思った。
セフンは少し逡巡してから「良いですよ」と答えた。
そんな人間は、怪訝に見下ろすと言うよりも、見下した顔をしている。それを見上げ、
「もっと、最低なこと言って良いですか?」
と、雨音さえしない静けさに耐えきれなかったみたいに声を出すと、「良いよ」と冷たく返事がされた。
「毎日が変わると思ってるんです。俺の日常ってつまらないから。何もかもどうでも良くて、それが変われば良いなって。俺がテミンさんをどうにかしたかったけど、それが出来なくても、つまらない日々から抜けられるなら良いなって」
それもあるかも。と言った最後は何か逃げのように感じたが、正直なところだった。それが大きいのではなく、それもあるかも、としか言いようがなかった。






つづく

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