夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「チャンミンくんの恋人12」ユノ×チャンミン

ダイニングテーブルの上に用意した材料を出していく。


「ちょっとこれ持ってて」


まだ湯気が出ている、茹でた殻付きの卵を、ユノの両腕に託した。


「えっ!チャンミンっ」


ユノが抱える。

俺は包丁とまな板を出して、たまねぎのみじん切りを開始した。


「うわっ。うわっ」


ちらりと見ると、手が滑ったのか卵がテーブルの上をごろごろと転がっていく。

端ぎりぎりでユノが追いかけて止めた。

はあはあ言っている。


「大丈夫ですか?」


俺はまた切り続けた。


ユノが卵を転がしてきた。


「結構重いんだよ」


「そうですか。知りませんでした」


切り終えた玉ねぎをさっと水にさらして、皿に入れた。

ツナの缶を開く。


「ツナいいね」


卵に片手を乗せたユノが言った。


ツナと玉ねぎをマヨネーズで和える。


「美味そうだな」


皿を覗き込んできたユノの顔の前にスプーンを出した。

ユノがさっとスプーンに口付けた。


「うまい。チャンミン」


俺は口の端を上げる。


冷蔵庫を眺める。


「チーズもいれますか?」


「チーズいいね」


まな板の上で、

薄切りの食パン二枚で挟んだ、サニーレタスとツナペースト、スライスチーズ、輪切りにした卵も入れた具沢山なサンドイッチが完成した。


「なんかサンドイッチっていうよりハンバーガーみたいだな」


隣に立ってユノが覗き込む。


しかし、これをどうやってユノにサンドイッチにするかな。



「ちょっとヒョン、危ないからどいて」



パンの隅を三角に、上側だけ切り取った。

それをまた二枚に切って、中に具を少しずつ挟んでみた。


「これ持ってみて」


離れて眺めていたユノに渡す。


ユノの顔より大きい。

両手で持っている。


「なんかサンドイッチっていうより荷物みたいだな」


「食べれるだけ食べて下さい」


ユノごと皿に入れて、残りの俺のサンドイッチを乗せた皿と一緒にソファーに運ぶ。

テーブルに置いてテレビをつけた。


「飲み物ミルクでいいですか?」


「オレンジジュースがいい」


あ、またコップでスプーンか。

荷物のようなサンドイッチを抱えてにこにこしているユノが答える。


……なんかマネージャーに怒られそうだな。


「美味いっ!チャンミン!」


頬張ったユノが、嬉しそうに歓声を上げた。



……まあいいか。



「……じゃあ、俺は珈琲にします」








つづく






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