夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「不思議な夜に5」キュヒョン×イトゥク


「ねえ、トゥギヒョン」


俺は乗っかられたまま、何も返事しない。でもキュヒョンは気にせず話し続けた。


「外見の話ししましたよね?」


また俺は返事をしない。でもやっぱりキュヒョンは続けた。


「ヒョンが女だったらって。そう言えば俺たち何回か女装しましたよね?」


「今はしてないけどな」


俺が答えるとキュヒョンの表情が穏やかになる。


「一番最初の女装くらいの時かな、あのヒョンを見て、俺は可愛いなって思いましたよ」


まるで小さい子供に言い聞かせるように優しくキュヒョンが話した。


「今はしてないし、おっさんだけどな」


「今思うと、あの時に外見はクリアしたのかな俺」


「俺はクリアしてないぞ」


「ひどいな」


そう言って、キュヒョンが素早く俺に口付けた。


それは軽くて、すぐ離される。


顔を離したキュヒョンを見上げる。


キュヒョンも何も言わず俺を見つめている。


「嫌でした?」


「嫌だよ」


一瞬すぎてあんまりわからなかったけど。
良い気分はしない。


「じゃあちゃんとします」


「今のはなんだよ」


思わず笑った。


「もう一回だけ。お願いヒョン」


こんな状況なのに、弟に甘えられると何も言えなくなってしまう。可愛いなんて思わないからな!
でもやっぱり俺は何も言えなくて、黙って見上げている。


その俺を察したキュヒョンが嬉しそうに微笑んだ。


今度はゆっくり顔を近づけてきて、俺も仕方なく、抵抗をやめた。









つづく

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