夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「チャンミンくんの恋人17」ユノ×チャンミン


不要な物を全てどけて洗面台の上にユノをのせた。



「頭から洗って下さい。洗ったら、お風呂もはいれますよ」


「見られながら洗うの?」


「当たり前でしょ。マネージャーと交代する?」


「いや、いいよ。もう気にしないよ」



ユノがやけになっている。サンタクロースの服を脱いで素っ裸になった。


「じゃあ、シャンプーとトリートメントいるとき言って下さい」


洗面台で丁度良い加減の湯を出した。


「熱いよ、チャンミン」


手を出したユノが言う。


「分かりました」


温度を下げると、ユノが腰をかがめて頭を洗い出した。


「シャンプー」


出してきた手に、ポンプを小さく一押しする。


「おわっ!」


ユノの手のひらが一杯になった。


「こんなにいらないよ!」


「難しいこと言わないで下さいよ」


トリートメントは噴出し口についていたものをユノが手で取って、体も洗い終えた。


「じゃあ、今度はこれ」


ユノによけてもらってそのまま洗面器にお湯をはった。


「どうぞ」


持ってきたシャンプーボトルなど、どけて平らな面に置く。


「洗面器かあ……」


覗き込みながらユノが入った。ちゃぽんと軽い音がする。


「すごい。プールみたいな風呂だな」


「お湯加減いかがですか?」


立って見下ろす。


「結構いいよ」


「入浴剤いる?」


「あ、いいね」


さっきどけたものの中に、貰い物や買った入浴剤をつめた箱がある。


「どれがいいですか?」


「匂いが薄いやつ」


「そんなの分かんないでしょ」


とりあえず個分けにしてあった小さな玉のような入浴剤を、ぴりっと破いて、少し砕いた。


「うん、もういい」


「俺も入りたくなってきた……」


「入る?」


髪の濡れたユノが笑って、こちらを見上げた。


「シャワー浴びようかな。そのまま風呂場に持って行っていい?」


「気を付けてくれれば」


「はいはい」


洗面所のユノを横目に見ながら、浴槽の栓を閉めて蓋を閉じた。

蓋を押してみる。

何かの衝撃で蓋が開いたら恐いな。じゃあ、床に……も恐いな。


「ここに置きます」


浴室の入口に、洗面器をユノごと設置して、戸を開けたままシャワーを浴びた。


「こっちは見ないで下さい」


「何で俺ばっかり見られなきゃいけないんだよ」


「気にしないでしょ」


「ぬるくなってきた」


ユノのお湯を変えながら、俺もシャワーを浴び終えた。

洗面台に移動させたユノにフェイスタオルを渡す。

ほぼ壁一面の鏡を見ながら頭を拭いている。


「なあ、髭どうしよう」


「んー、抜ける?」


「マジかあ……じゃあ切る?」


棚の中の散髪用の鋏を取った。

大きな刃をじゃきっとユノに見せる。


「……やめる」


「久しぶりに一緒に入りましたね」


鋏を戻して、自分も髪をばさばさとタオルで拭いた。


「あれ一緒に入ったって言うの?」


ユノが笑いながら、一緒に持って来ておいたパジャマを着ている。


「次からは俺もお湯はろうかな」


「なあ、このパジャマさあ」


まるで子供用のパジャマを着てしまったみたいなユノが困った顔で俺を見た。



声を出して笑った。









つづく






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