「夢の続き3」ユノ×チャンミン
「あんた、年齢は?」
「え!」
トレーナーに、首を通しながらまた不安な目をして、顎に手を置く。
「……にじゅう……ご?」
だから俺に聞くな。
もうどうでも良くなって言う。
「じゃあ俺の二歳上ですね」
「そうそう!」
にこにこと笑いながら平然と言われる。俺は睨むのもやめて、ベッドに腰をかける。
つまり、俺の年齢も知ってると。
同じくトレーナー上下の自分の格好と身体の調子からして、なんか変なことしたような感じもない。なんと言っても男だしな。
着るものも着てすっかり安心したのか俺の顔を見てずっとにこにこしている。
「荷物は?」
「え?」
「かばん!持ち物!」
俺の顔色を伺うようにまた見てくる。
「……落と……した?」
だから俺に聞くな!
そりゃあ下着さえないんだから荷物なんかないと思ってたけど!
本当にわからなくなる。
今度は俺が顎に手をあてる番だ。
この変な男。
「あなた、変質者なんですか?」
「ちっ、違うよ!!俺はっ!!」
「俺は?」
「俺は……」
こっちを見ながら、段々肩を落とす。
「……チャンミンのこと知ってるだけだよ」
只今1時36分(ユノの退役まで514日)
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完全な変質者です。早く逃げて下さい。