「夢の続き44」ユノ×チャンミン
「ユノさん、これ……ガスコンロですよ?」
ふた口の。
「どう?どう?」
同じ状態で聞いてくる。
ということはやっぱり間違ってないのか。確かに、ガスコンロと間違えた、とか聞いたことない。
一応中も見る。ちゃんと箱に書かれたものが入ってる。
「え、あー……」
俺が言葉を発すると、手を少し下げて目を出した。
「こういうプレゼントは……はじめて、かな……」
それで感想は終わったんだけど、ユノの手がぶらんとおろされて、仁王立ちで固唾を飲んで、次の言葉を待たれる。
次の言葉、次の言葉。
「あ、うーん……すごく嬉し……い?」
「すごく嬉しい?」
ユノが繰り返した言葉に俺は素早く二度頷いた。
目をぎゅっと瞑ってユノが叫ぶ。
「チャンミンが嬉しいの嬉しい!!」
「はあ」
ユノが俺の隣にさっと座った。
「チャンミンが良い子にしてたからサンタさんが持って来たんだよ!」
にこにこと笑って言われる。
「はあ」
俺がいい子にしてたから、11月にサンタがうちのこたつにガスコンロを入れに来たのか。
「チャンミン!チキン弁当食べようよ!!」
「ええ、はい」
只今21時19分(ユノの退役まで477日)