「夢の続き52」ユノ×チャンミン
「こ、これは……」
キュヒョンと俺が目を見張る。
「……ユノさん……これ……ホワイトシチューですよ?」
色から違う!
「ユノさん……これカレーじゃない……ですよ……?」
俺の意識が遠くなるのを感じる。
「ち、違うよ!これは、いつも見てなかったから、こういうのもあるんだ、と思って見てただけ!」
ユノが慌てて首を横にふっている。
「ああ、そうでしたか。なーんだ」
舌がすっかりカレー気分だったから、良かった。
俺はちょっと恥ずかしくて笑いながら、
「でも、ユノさんは本当はこっちのカレーが食べたいんでしょう?」
と言って、ひょいっとユノが好きそうなのを手に取った。
「おー。確かに」
キュヒョンが頷いた。
「え、でもこれ甘口って書いてあるし、王子様って!俺りんごとハチミツので」
ユノがあたふたしている。
「いいんです。いいんです、ユノさんが好きそうなこれにしましょう。俺は好きなように味変えられるし」
こんな時に遠慮はいらない。
「そうだな。俺達は別に何でも食えるしな」
キュヒョンが賛同した。
「で、でも、これ一歳からって書いてあるよ!」
「じゃあ俺達余裕だ」
キュヒョンが頷く。俺は持っていたそれをかごに入れた。
俺達のカレーのベースが決まった!
只今19時02分(ユノの退役まで470日)