「PLAY4」ユノ×チャンミン
仕方なく俺もそのまま起き上がって自分のベッドに腰をかける。一呼吸置いてから口に出した。
「そうじゃないよ……チャンミンが、俺がまだ傷心だと思ってるから、楽しませようとして」
「あれをしてると思ってるんだ?ヒョンは」
と、俺が全部言い終わらないうちに微笑んだチャンミンに続きを言われた。なんとなく気まずくてこめかみを掻く。
「なるほど。それ良いですね。じゃあ次からそれで行きます」
と言って笑って頷きながらチャンミンが横になった。ということはただ遊んでるだけだったのか。
「おいチャンミン」
「ユノヒョン」
「はい」
俺の返事にチャンミンが噴き出した。その笑顔を見て、なぜかこれが本当の笑顔だと思った。最近チャンミンは、目だけ笑っていない事があるとその時気づいた。
笑い終えた後に、
「もう寝ましょう。寝るとこだったんでしょう?」
と言われて、もっと言いたかった言葉をのんでしまう。素直に横になった俺を横目で確認すると、また満足そうに笑って、
「お休みなさい、ヒョン。明日また遊んであげます」
と言って目を閉じる。
「おい!」
と上げた声は無視されたみたいだった。
つづく