夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「夢の続き7」ユノ×チャンミン


うっすら目を開けた。


今日は何曜日だっけ。


木曜だから古紙回収か。


じゃあ捨てる物ないな。


捨てたいものならここにいるんだけど。



「なんでここにいるんだよ」


俺の心中に反して、まるで安心しきった寝顔が目の前にあった。


確かに床に寝させた。


記憶の中のシム(俺の名字)随想録をめくってみても、「あなたは床です」って書いてある。


俺は間違ってない。


なのに何でこの男は間違ってるんだ。


「あのすいません」


声をかけてみる。


「あの」


反応はない。


ばっと起き上がりながら布団をめくった。


「え?え?」


寝ぼけまなこで横たわったまま、空中を見てその視界に俺が入ると、ふわっと笑った。


「チャンミンだ!!」


じゃねーよ。


「あなた、床で寝てましたよね!」


「え」


と言って床を二人で見ると抜け殻の様な掛け布団が転がっている。


「おかしいね」


と言って照れたように後ろ頭を撫でながら起き上がってくる。
可笑しいのは、何時間も前からで、それはもう可笑しいというより異常事態なんだけど、それは今更いい。


「ユノさん、俺は友人でもない男と」


と俺が言っている最中に、ベッドからはい出して窓の外を見出した。
俺に振り向く。


「チャンミン!雨だね!」


そうですね、そのせいで学校行くのが面倒ですよ。


「窓開けてもいい!!雨触ってみたい!!」


俺は遠い目で微笑みながら、


「どうぞ」


と言った。


窓を開けて、わあきゃあ言ってる男を遠い目で眺めながら、はたと思い出した。


今何時だ?携帯電話を見る。いつの間にか電池が切れてる。


起き上がって壁掛け時計を見に行く。




ーー9時。




……終わった。








只今9時03分(ユノの退役まで510日)

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