夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「チャンミンくんの恋人7」ユノ×チャンミン

マネージャーが白目を剝いた。


ユノは口を突き出して眉を八の字にしている。


俺はベッドに腰掛けた。



「こ、これは……」



眼鏡のフレームをつまんで、マネージャーはまたかがんでいる。


ユノはなぜか恥ずかしそうに、見られていた。



「これは、仕事の質が変わって来るな」



マネージャーが顔だけ俺に向けて、ははっと笑った。


俺は珈琲を飲みながら、曖昧に頷く。


ユノは俺を見て思い出したように、またスプーンに苦戦し出した。



「しかし……これどう事務所に言うかな」



デスクチェアーに座ったマネージャーが、俺がいれた珈琲を手にぼんやりユノを眺めた。


俺はベッドの同じ位置で、温め直したココアを掬ってやっていた。

ユノはふうふうと冷ましながら立ったまま、顔を近づけて飲んでいる。



「多分、隠す方向で行くだろうと思うけど……」



「ご家族には連絡しましたよ?」



「そうか……」



「すいません」


スプーンから頭を離して、ユノが俯いた。


「いや、当たり前のことだ。とりあえず報告だけしてくる」


携帯電話を取り出して、部屋から出て行った。


ドアが閉まる。


俺とユノは顔を見合わせた。



「もう飲まないの?」



「まだ飲みたい」



「美味しい?」



「うん」



膝に肱ついて、頬杖をつきながら、もう片一方の手でスプーンを摘まむ。


ユノは、一生懸命飲んでいた。



「ヒョン」



鳥が首を傾げるように、顎を横に上げてこちらを見る。



「結構飲むね」



俺がそう言った瞬間、ドタドタと駆ける音が聞こえて、ドアが開いた。



「お、おい」



血相変えたマネージャーが自分達に言う。




「大変なことになってる!」







つづく


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