夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「夢の続き16」ユノ×チャンミン


帰り道。



「チャンミン、すごい長い時間洗ってたね」


「エタノールでちょっと唇荒れました」


「ご、ごめんっ。でも本当に可愛」


「次は警察です」


「はい……」



それはともかく、このユノが、俺のバイト先で働くなんて。
不安材料しかないんだけど、店長は喜んでたし。
俺も、もしユノが俺の代わりにシフトに入って働けるもんなら、悩みが一つなくなることになる。


――でも、このユノだぞ。


しょげながら、ちらちらと俺の顔色を伺ってたのが、またこっち向いて俺しか見なくなってるこの……


「ユノさん前を」


言ったそばから電柱に激突する。


「前見て歩け!!」


俺の研究者か!


「ご、ごめん」


ユノが鼻を抑えながら言う。


「危ないんで、前向いて下さい」


俺の忠告通り、前を向いて歩きだしたユノが、気づいたように首を少し上げた。


今更、どこにでもある住宅街の風景を眺めて、感慨深そうにしている。


横目で見ていると、手を伸ばして、届く範囲にある物に指先をぶつけて歩いている。


そして、嬉しげに俺に言った。


「チャンミン。寒いね」


「はあ」


と返事をする。


「あの、ユノさん」


「なに?」


「ユノさん、寒いの嬉しいんですか?」


ちょっと理解できないけど。


「うん。なんかね。生きてるって実感するんだ」


とはにかんでいる。



「そうですか。じゃあそのパーカーも俺着ていいですか?俺寒くて」



「え、でもこの下、俺Tシャツ……」







只今21時59分(ユノの退役まで501日)

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