夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「夢の続き22」ユノ×チャンミン


「お、お、お、お、お」


な、何がどうなって……。


「しっかりしろチャンミン」


言いながらキュヒョンが駆け寄って、自分もレジから出る。


「すいません、大丈夫ですか?」


キュヒョンがユノを起こして、そのまま床に座らせた。


「う、うん」


良かった。意識はある。


「ユノさん。どうしたんですか?」


俺もキュヒョンとかがんで、その顔を覗き込んだ。


さっきまで、にこにことこっちを見てたのに。


「チャンミン……」


と、俺を見る目が潤んでいる。


黒い前髪が額に張り付いている。汗かいてる。


「なんか、変」


「……そうですね。もうどこもかしこも変です」


「おい、チャンミン」


「熱くて……寒い」


と言って、ユノが苦しそうに息を吐いた。


そんな……


「じゃあ暖房の温度どうすればいいんだろ」


「チャンミン、この人風邪引いてるんじゃないの?」


そう言ったキュヒョンと顔を見合わせる。


ユノの額に手を当てる。


「確かに、熱いかも。ユノさん、風邪引いてる?」


そう聞いた俺の手を上目遣いで見ていたユノが、


「……ああ、これが風邪」


と、呟いて辛そうに息をしながら笑った。


「薬でも飲ませて早く休ませないと」


キュヒョンが俺を見る。


「うん。でも……」


ユノを家に帰らせるって言っても、うちまで歩いて結構あるし、歩けるのかもわからない。


いや、それよりもこの状況。店はまだ営業中だ。


まず、ユノは鍛えている感じもないのに、なぜか無駄にガタイがいい。という俺もユノより背は高いし、人のこと言えないくらい体格はいい。
あんまり外に出ない色白なキュヒョンだって180㎝くらいだし、筋肉はついてる。


だめだ。



こうしてると、店のフードコーナーがリングみたいだ。



ただでさえ店内はせまいのに。




「とりあえず、移動しないと」





只今17時15分(ユノの退役まで496日)

×

非ログインユーザーとして返信する