「夢の続き49」ユノ×チャンミン
「集合……」
菓子コーナーの端で俺は表情無く言った、
片手をあげて、もう一方の手でかごを持っている。
しゃがんだユノとキュヒョンが菓子を持ったまま、口半開きで俺を見上げた。
いなくなったと思ったら……。
ユノが悪事の最中で見つかったように「ハッ!」とした顔をして、慌てて立ち上がった。
「ち、違うよ、チャンミン!にんじん探してたらキュヒョンに会って、そういえば気になってるコーナーがあるって言ったら、ついてきてくれるって!」
違わねーわ。
「チャンミン。この人お菓子食べたことないみたいだから今日は思う存分食わせてやろうと」
イライラしながら声を張ってもう一度言う。
「集合っ!!」
心なしか肩を落としたユノと、平然とした顔のキュヒョンが俺の前に来た。
「ユノさん。今日は何を作るんでしたっけ?」
うんざりと言った俺の言葉にキュヒョンがユノを見る。
ユノが俺達に注目されて頬を赤くした。
「か……カレー……」
「そう、カレーです。で、俺はユノさんに野菜、キュヒョンに肉を取って来いと言いました。
それで、お前ら……いえ、二人が持ってるのは?」
ユノとキュヒョンが手元を見る。
「メルティーキス」
ユノが先にパッケージを読んだ。
「じゃがりこ」
只今18時15分(ユノの退役まで473日)