夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「ツンデレ」ユノ×チャンミンの短編

今日、夕方には収録が終わって、家に帰ると、ユノヒョンからメッセージが来ていた。


俺の家で一杯飲みたいと。


さっきまで一緒にいたのに。


わざわざここに来るのか。


珍しいな。


珍しいから、O.K.してみた。


高校の時の同級生に会うとか言ってなかったかな。


まあ来るなら、お酒買って来てもらうよう書いとこう。


と思ったら、インターホンが鳴った。


え、マジで?早すぎない?


さっきから10分しか経ってないけど。


まあいいか。



「仕事忙しいみたいで」


と今日会う予定だった友達の話をしながらヒョンはうちに入って来た。


ヒョンがドタキャンされるなんてこともあるんだ、


と、ちょっと笑った。


「あ、笑わないでよ」


「ヒョン。出前取りますか?」


「うん。チキンがいいな」


「いいかも」


「あ、そう言えば。この前言ってた映画のDVD買った?」


「ああ。ありますよ観ますか?」


観ながら、チキン食べて、うちにあったビールとワインを飲んだ。


ヒョンは赤くなるけどそんなに弱いほうじゃない。


でも泊まりたがった。


珍しいな。


珍しいから、O.K.してみた。


「悪いね、チャンミン」


「いや、いいですけど。何かあったんですか?」


「……何もないよ」


「なに?何があったか気になります」


ユノヒョンが黙ってしまったので、今日はここまでか、と俺は思った。


「ねえ、チャンミン」


「何ですか?」


シャワーも浴びて、すっかり寝る準備な俺達だ。


「あのさ」


すごく言いにくそうだけど、俺はじっと待っている。


「あの……さ」


なかなか言わないから、急かすようにチラッと時計を見てみる。


「あの!一緒に寝ない!?」


俺は何も答えられない。


ユノヒョンの顔は真っ赤だ。


「そんなことヒョンが言うなんて、珍しいですね」


とだけ俺は言った。


「え、あ……うん」


二人の間に沈黙が訪れる。


リビングのソファーに座っている俺は背もたれに肘をついて頭を支えた。


支えながら、斜め横のソファーに座って顔の前で両手を組んでる真剣な顔のヒョンを見る。


まあいいか。


珍しいからO.K、するかと思ったら、ヒョンが俺を見た。


「付き合って欲しい」


と、俺に言った。


「どの付き合うですか?」


と、俺は聞く。


「恋人になって。チャンミン」


と、ヒョンが言った。


俺は思った。


気付かれてること、ずっと分かってたくせに、



やっと言ったか。



でもこんなに、必死になってるヒョンなんて、


珍しいな。


でも珍しいからじゃなくて。



俺の気持ちも気づかれてるのを知ってるから、



「言わなくても返事は分かるでしょう?」



と、俺は言ってみた。


でも、それはなぜか却下されたので、仕方なく。



「O.K.ですよ」



と言ったら、ヒョンが両手で顔を隠して照れた。



こんなヒョンよりも、




嬉しくてちょっと泣いちゃってる俺は珍しいよね。





終わり

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