夢の続き

東方神起、SUPERJUNIOR、EXO、SHINeeなどのBL。
カテゴリーで読むと楽です。只今不思議期。

「チャンミンくんの恋人11」ユノ×チャンミン


「お、お、お、お前なあっ!!!」



ユノが何かしているまま俺に言う。

終わったのか着ていたハンカチを整えながらこちらを向いた。


「あれ俺死んでたぞっ!!!しかも衝撃で途中で止まった!!!」


ビニール袋の端を掴んで閉めながら目くじら立てて怒鳴っている。


「すいません。でも寝てたんで」


「寝てたで済むかよ!寝ながら相方殺したら洒落になんないだろっ!」


「ヒョン、途中なの大丈夫なんですか?」


「もう出ないよっ!」


「じゃあ、それ捨てます」


俺がそう言うと、黙った。

それから顔を赤くしてそれを差し出した。

枕元にあった携帯電話をつけた。連絡は来てないようだ。


「あ、やっぱり持ってて下さい。台所行きましょう。お腹空いた」


「え」


袋を持ったユノを掴んだ。


「ま、待てっ!!チャンミンっ!これ怖いんだって!!!」


ユノがもがく。


「聞けよ!」


気にせず行こうとしたけれど、何となく手の中を眺めて、

必死な目で俺に訴えかけていたそれを、デスクチェアーに乗せた。

ころころと動かしていく。



「おー。これなら大丈夫。スピード出すなよ」



台所について、ユノを掴んだ。


「え」


今度は声を上げたのも構わず持ち上げる。


「おいっ!チャンミンっ!!椅子っ椅子っ!!」


「それそこ捨てて」


ゴミ箱を開けた。

体を強張らせているユノが、蓋の空いた六十㎝ほどのごみ箱を青い顔で見下ろしてぽいとビニール袋を放った。

それから流しに水を出す。

空中でユノがますます体を強張らせる。

栓を少し占めて水圧を下げた。


「手、洗って下さい」


言われたとおりにそろそろと手を出して洗った。

そのままキッチンのテーブルに置いた。


口火を切ったユノが、怒鳴りだした。


「お前俺に何かやる前にはまず言えよっ!!俺は全部全部怖いんだよっ!!大体お前は昔からそういうとこあるよっ!ちょっと人の気持ちをさっ!」


「でも、思いつかなかったんで」


「思いつかなかったら何してもいいってことないだろっ!」


両手を振り上げて、体いっぱいユノが怒っている。

俺は口を尖らせた。

そんな俺を見て、ユノも口を尖らせて言った。


「……まあ次からはちゃんと言えよ」


「はい」


「で、何食べるの?」


「ちょっと冷蔵庫見ます」


見終わって、台所を眺める。


「なんかある?チャンミン」


「休みっぽいし、久しぶりに作ろうかな」


「何作るの?」


「材料的にサンドイッチくらいなら」










つづく

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