ユノが昨日一日部屋にいる時、家探ししてて知ってたとか。
ベッドの膨らみを見る。
それともキュヒョンも同じ留学生だし、気づいたのかな。
ああ見えて、勘のいい奴だし。
……まあ、どっちにしろ、薬が見つかったんなら良いか。
台所の電気をつけたまま、こたつに潜る。
「チャンミン」
顔を上げると、ユノが起き上がってきた。そうだ、新しい「冷えピタ」買って来たんだ。
ビニール袋の中から取り出す。
「ユノさん、これ貼りましょう」
「きもちい」
「じゃあ、寝て下さい」
と、言ってこたつに戻ろうとすると、腕を掴まれる。
「チャンミンと寝る」
「嫌です」
「チャンミンと寝る」
「嫌です」
「チャ」
「嫌です」
ユノが黙った。掴まれたてのひらから大分熱が上がっているのは分かる。
まず、風邪だと俺にうつるでしょう?それに何ででかい男と二人で一つのベッドに寝なきゃなんないのか。
でもユノは離してくれない。
只今0時47分(ユノの退役まで490日)